COMMON + Isaac Hayes [SOUL&JAZZ]
COMMONの音には、なんでしょう、
HipHopには通常みられないような、
人間臭さのようなものが、そこはかとなく、漂っている。
それは生演奏かどうか、という問題ではなくて、それが明らかにデジタルな音であってもなぜか、
人間の匂いがしてくるんですよね。
ひととひととが、毎日楽しいこととか辛いこととか、いろいろあって、
なんか今日も、生きていく、というか。
オーガニックだとかストリートだとか
そんな安易なことばで簡単にかたづけられないような
自分の生活空間としての人間模様というか、いい意味での人間の生活感のようなものが、
浮かんでくる。
特に、この "BE"。
70年代ソウル的な、暖かみすら感じます。
暖かいだけでなくて、曲のクオリティも高いし。
イントロからして、アイザック・ヘイズを思わせるようなフレーズの重ね方。
”Faithful"なんて、ほんとに名曲。
ジャケもいいですねー。
名盤だと思います。
Stereo Labのレティシア参加の "NEW WAVE" が素敵な "Electric Circus" も。
ところでアイザック・ヘイズといえば "SHAFT" が有名ですが、
個人的には、ポリリズムのお手本のような素晴らしい名曲 "Run Fay Run" を含む
"Three Tough Guys" を推す派なんですけれど、
これは廃盤なんでしょうか?
Shaft: Music From The Soundtrack (1971 Film)
- アーティスト: Isaac Hayes
- 出版社/メーカー: ZYX
- 発売日: 1991/11/07
- メディア: CD
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