honey's dead [UK/PUNK/NEW WAVE]
なんと先週、ジーザス&メリーチェインが来日していたそうで。
ぜんぜん知りませんでした。
まあ、えーっ!ていうよりは、ふーん。。 ってかんじですけど。
ていうか解散したのでは? 随分前に。
まあ彼らの作品は名盤ぞろいですけどね。
ポップなメロディとフィードバックノイズの融合で衝撃を与え、
みたいなことを今さら言っても詮無いことというか
彼らのUKロック史における重要性はあえて私の口から言うまでもないでしょう。
彼らのデビュー盤はさすがに今聴くと古さを感じるけど、"Honey's dead" とか
"Automatic" なんかはいまだにぜんぜんかっこいいのでは?
"UV ray" とか、ゾクゾクするような名曲だよね。
彼らの来日公演は10年以上前に見たような気もするけど
当時はMBVとかソニック・ユースとかダイナソーとかも見てたんで、
特に彼らのノイズに驚くということはなかったような。
まあライブは今でも、かっこいいんだろうけれど。
やっぱり爆音のノイズを目の前でガーンと出されるというのは
無条件に快感というか、シビレますけど。
そういえば思い出したけど、90年代前半は、MBVとかRIDEなんかを筆頭に、
やたらとノイジーなギターをフィーチャーしたバンドが出てきて、
J&MCは当時その元祖みたいな扱いを受けていながらも、89年くらいからずっと沈黙していた。
で、こんなにノイジーなバンドばっかりでてきたら、J&MCはどんな曲を出すんだろうね、
なんてよく友達と話してたっけ。。
そんな中、満を持して(?)92年にリリースされたシングルが、"Honey's Dead" の1曲目、
"Reverence" でした。
当時のUKバンドといえば、妙に空間系な、透明なノイズといったものが多かったのに対し、
J&MCのその作品は、当時流行っていたマンチェ的なリズムを取り入れたりしながらも、
ドス黒い怨嗟を吐き出すかのような、ダークでダーティな毒とピリピリするような緊張感に満ちたもので、
他のバンドとは明らかに一線を画しており、それは衝撃的なかっこよさで、
やっぱりメリーチェインは違うネ!なんて思ったものでした。
ジャケもめちゃくちゃかっこいいと思ったものです。
で、以後数年間、彼らはドスのきいたゴリゴリのノイズを撒き散らし続けたのでした。
他のノイジーなバンドと何が違うかといえば、要するに、ロックンロールなんですよ。
彼らは、本質的に。
それがRIDEとかSlowdiveなんかと決定的に違うところ。
その印象は今聴いても変わりませんね。
やっぱりかっこいい。
2008-08-16 11:22
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