B sides of Suede [UK/PUNK/NEW WAVE]
バーナード在籍時のSuedeの凄いところは、なんといってもシングルのB面でも一切手を抜かないこと。
(私はSuedeのシングルの大半をアナログで持っているので、カップリングではなく敢えてB面と言わせていただきます)
というかアルバム未収でシングルのみ、という曲に結構素晴らしい名曲があったりして、
特に93~94年頃、つまり"Stay Together"、"We are the pigs"、"Wild Ones" あたりは
一切捨て曲なしで、曲のクオリティだけでなく、バーナードのギターの一音一音、
ブレットの声ひとつにも彼らの才能とひらめきが溢れており、
この頃の彼らはとにかく次から次へといい曲ができてできて
しょうがなかったんじゃないか、とさえ思ってしまうくらい、つまり
この頃のSuedeがいかに凄いバンドだったか、というのを如実に物語っているのです。
"We are the pigs"のB面の "Killing of A Flash Boy" とかメチャクチャかっこいいし、
その次の "Whipsnade" なんかもこの世が終わるような、あまりにも悲しい名曲だったりするのだけれど、
そんな中でも特に私がスキなのは、"Wild Ones" のシングルCD-1収録の "Modern Boys"。
一本の良質で悲しい映画のエンディングのような、誰もいない大地をひたすら車で走っているような
とてもロマンチックでドラマチックで美しくて。。 要するにあまりにも素晴らしい名曲。
たしか 2nd albumの "Dog Man Star" の日本盤にはボーナストラックとして、
あとシングルのカップリング曲を集めた "Sci-fi Lullabies"にも収録されていますが
これには、"Wild Ones" のカップリング曲 "This World Needs A Father", "Asda Town" が
収録されていないのが残念です。
ちなみにこの"Sci-fi Lullabies"の1曲目にしてデビューシングルのB面曲
"My Insatiable One" は、バーナードのグラムロック魂溢れるハードなギターが炸裂する
メチャクチャかっこいい名曲。
"Stay Together" 以降バーナードのギタースタイルはかなり変化して、
彼はかっこいいというよりは美しい、七色のギターを奏でるようになり
こういうノリは殆ど聴かれなくなるのですが。
2008-10-14 22:01
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