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『食生活が人生を変える』 について [食・体にいいこと]


食生活が人生を変える―細胞が活気づく“自然療法”の知恵 (知的生きかた文庫)

食生活が人生を変える―細胞が活気づく“自然療法”の知恵 (知的生きかた文庫)

  • 作者: 東城 百合子
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 文庫






自然療法といえばこの方、東城百合子先生の書かれた、
非常に、勉強になる本です。

自然療法の基礎となる食事や、ビワの葉などを使った自然療法については
読んでいてとても参考になったというか、
目からウロコ的な部分もあります。

それだけでなく、彼女の実体験から、食や人生についての哲学を展開したその内容は
かなり感動的とすら思える部分もあります。

基本的には、言っていることは納得できるし、
なるほど、とうならされることも多いのです。


が。。。


二言目には、玄米、玄米、というのが、ちょっと引っかかります。
玄米を絶賛し、白米を全否定しているというのは。。 ちょっと、どうなんでしょうか。

全否定、ですよ。

それはやはり、おかしいのでは?


玄米は、たしかに病人を治す効果が期待できるようですが、
基本的には、消化が悪く、しかも、それに含まれる栄養の吸収率は
かなり低いというデータがあります。

また、今まで何度か記事に書いていますが、なんといっても問題なのは
フィチン酸。

これについては、彼女も言及しており、要するに、
このフィチン酸が、体の中の毒素を外に出してくれると。

確かに、そうでしょう。
しかし、それと同時に、鉄分や亜鉛などの、体に必要なミネラルも一緒に
排出してしまうのも事実です。

そのような玄米のネガティヴな部分には、殆ど言及していない。

それで、玄米さえ食べていれば栄養が豊富で、
それと同じだけの栄養量を白米と副菜でとろうと思ったら、
玄米を食べた場合の何倍もの量をとらなければならない、
とおっしゃっていますが、果たして本当でしょうか。

白米にだって、十分に栄養はあります。
それを、白米なんて百害あって一利なしといった調子で
語っているのは、いかがなものでしょうか。

ましてや、栄養士なんですよ。彼女は。
しかも、日本人の食の主役とも言える白米を、このように否定するなんて、
あまりにも非常識、そして無責任、無神経な発言という気がします。


先日読んだ日経ヘルスの彼女のインタビューでは、
その発言・思想に心打たれ、早速購入したのがこの本なのですが、
そしてこの本も、前半はかなり良いのですが、
どうも後半、上のようなことがあり、
なんだか、がっかりでした。。

ただ、ビワの葉や梅干に関する記述は、とても参考になりました。


なので、星3つ☆ デス☆



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