プロヴァンス旅行記 (6) [旅・おでかけ・写真]
さて、前回の続きで、
旅行も3日目の午後は、アヴィニヨンから近郊をめぐるExcursionに出かけます。
ガイドつきで、数人のグループで、ワゴン車に乗って、っていうやつです。
本来私はこういったものは好きではないのですが、
プロヴァンスは見所が多いのだけど、いろんなところに散らばっていて、
電車やバスを使って回るとなると、結構たいへんなので、
今回は初めて、Excursionを利用することにしたのでした。
Provence Reservationというサイトから事前に予約しておいたのですが、来た返事が、
ホテルに何時に迎えにいく、で終わり。
迎えにくる人の名前も電話番号もわからないし、そもそもホテルのどこで
待ち合わせなのか、つまり例えばロビーとか、部屋とか、ホテルの玄関前とか、
も書いてなかったので、
こんなざっくりした待ち合わせで大丈夫なの?と、ちょっと不安でした。
で、とりあえず待ち合わせ時間の5分前くらいに、ホテルの玄関で煙草を吸っていたら、
いきなり目の前にワゴン車が来て止まり、ステキなフランス人女性が降りてきて、
私に英語で話しかけてきました。
この人が、今回のガイドさんだったのです。
結構、待ち合わせできるものですね。。
こんなことで心配してしまう私は、やっぱり日本人なんだなあ、と痛感。
で、このExcursionは、アヴィニヨンを出発して、
ラベンダー博物館 -> ルシヨン -> ゴルド
の順に回ります。 所要時間は5時間くらいです。
これでたしか60euroくらいでしたが、ひとりで電車やバス、ましてやタクシーを使って
まわる手間と時間を考えれば、ムダもなく、安いものだと思います。
かなりおすすめです。
ワゴン車内は、私を含め6人でしたが、なんと全員アジア人。 ちょっと意外。
一人だけ日本人の若い男性(アパレル系とのこと)、あとは中国系カップルx2という組み合わせ。
だいたいこういうのって、必ずドイツ人のおばちゃんグループとかがいるのでは、
と想像してたんですけどね。 やはり近年のアジアの経済成長が著しいということでしょうか。
まあそんなことはいいとして、車はプロヴァンスの田園風景の中を走ります。
とっても快適。 景色も天気も素晴らしく、ほんとに気持ちがよかった。
最初に訪れたのは、ラベンダー博物館にいく途中の、プロヴァンスといえばこれ、
ラベンダー畑です。
これは凄かった。。 衝撃的でした。
ラベンダー畑が、まさかここまで美しいとは。 想像をはるかに超えたものでした。
写真や映像で見るのと、実物を見るのとでは、ここまで違うのかと。
この感覚は、写真では絶対伝わらないのですが
今までの人生で見たことのない美しさ、というか。
夢を見ているようでした。 その美しさと、輝きとが、あまりにも非現実的で。
で、ラベンダー博物館到着。
ラベンダーについてのビデオを見たり、ラベンダーとラバンジンの違いについて
説明されたりしたのですが、既に記憶は曖昧。。
博物館とショップが一緒になっており
ショップの方は、これでもかというくらいのラベンダー商品の充実ぶり。
そして、フランスらしからぬ、日本の某ショップのような積極販売。
結構な商魂のたくましさを感じました。。
でも、実際モノはよさそうだし、値段も手頃だったんで、いろいろ欲しくなりましたが
とりあえずラベンダー石鹸と入浴剤だけ購入。
次はルシヨンに到着。
街の入口。
町全体が赤く染まっているのが、この町の特徴。
そもそもここは、黄色顔料の原料となるオークルの採掘で栄えた村で、
この赤は、すべての家がこのオークルで塗られていることによるもの。
ちょっとした高台なので、見晴らしもよいです。
建物の赤に緑がからまって織り成される、色彩のコントラストが美しい。
なんかもう、嘘みたいに美しい町です。
観光客がいっぱいでした。
鐘楼もほんとにいい感じ。
赤い岩肌も見えます。
とってもステキな町でした。
1時間弱しかいられなかったのは、とても残念。
是非また来たい、今度はゆっくり泊まりたい、
そう思いました。
次は、今回の旅でもっとも楽しみにしていた、ゴルドです。
2012-03-14 20:07
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