PEARL [ROCK'N'ROLL]
私がいまさらいうまでもない歴史的な名盤だけれど、本当に素晴しいアルバム、
ジャニス・ジョプリンの "PEARL"。
これがリリースされたのが、もう40年も前だなんて、信じられない。
それくらい鮮烈な、永遠の輝きとリアリティを持ったアルバム。
これを初めて聴いたのは18とか19歳くらいのときだったけど、
とにかく "Move Over" が衝撃的で、そればかり聴いていたような気がする。
それから何十回となく聴いているけれど、聴くたびに新しい発見があったり。
今日これを久々に聴いて、"Move Over" のイントロから魂をわしづかみされてしまって、
やっぱり最後まで一気に聴いてしまった。
つまりそこには、動けなくなるような音楽の力みたいなものがある。
20代の前半のころは、単純にかっこいい、と思って聴いていたけれど
なんだろう、なんだかとても、悲しくなるようなアルバムだな、と今日は思った。
それがこの作品の凄さでもあるんだけれど。
一人の女性の人生がここに詰まってでもいるかのような、
映画というよりはドキュメンタリーを見たような感覚。
"Me and Bobby McGee" とか、"My Baby"、"Trust Me" とか
ハッとするような、と同時に胸に沁みるような名曲&名演&名唄。
本当に泣けてくるくらい素晴しい。
そういえば "Trust Me" の作曲者がBobby Womackだったことに今日気づいた。
言われてみれば、イントロのギターなんてもろにウーマック節だよね。
この曲は本当に泣ける。
そしてJanisの作品は、もちろんPEARLだけでなくて、どれを聴いても素晴しい。
I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama!
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Sbme Special MKTS.
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: CD
2008-12-20 22:33
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