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人口の問題 [ECO・社会]

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世界の人口は増え続け、10/31で、70億人を超えたようですが、
ここ日本では、減少し始めたとのことで

ここ数日、メディアはやたらとこの問題を取り上げていたわけですが
ここで私が思うのは

まず、
十数年前までは、人口が増えることの方が問題だ、とされていたのに
今では全く逆になっていること。

次に、
人口が減るということが、極めて悲観的なトーンで語られているということ。



90年代くらいまでは、人口問題といえば、人口の増加に決まっていて、
即ち、人口が増えることで、食料の供給不足、資源の枯渇、
都市の過密化、といった問題が発生する、
といったことで、少子化とか人口減少の方が問題だなんてことを言っている人は
誰もいなかったように記憶しています。

それが、人口が減り始めると今度は、そっちが問題、ってことになった。

どっちなの? 

結局、人口は増えても減っても何かしら問題がある、と。。

まあ、これが人間社会というものなんでしょう。
人間社会は、決してユートピアではないわけで。


個人的には、日本は人口が多すぎると思います。
だから、今後50年くらいで、現在の半分の6千万人くらいまで減ったとしても、
全然構わないと思う。

私は以前の記事で書いたことがあるけれど、
例えば究極のエコってものは、先進国の人口を減らすこと、
だと思っているから。


そもそも、人口の減少がどうしてそんなに悲観的に語られるのか、わからない。


労働力が不足する? 

そんなバカな。
むしろ失業率が下がるのでは。



市場が縮小する?顧客が減る?

でも少ない顧客を奪い合う人たちの方の数も減るわけで、
ただでさえ、同じような会社が多いことによる過当競争、
が現状なんだから、むしろいいことなのでは。



国際的競争力がおちる?

先進国・ドイツやフランスの人口は、日本よりぜんぜん少ないですが。。
韓国は日本の半分以下、北欧諸国にいたっては東京都なみです。



外国人を受け入れる?

なんのため?不足する労働力を補う?
鎖国状況から抜け出して、文化の多様化・社会の活性化を図る?
移民を多く受け入れたヨーロッパ諸国が、いまどんな問題に直面しているか、
知らないのでしょうか。。



そもそも、問題なのは、人口の絶対数なのではなくて、
人口における世代構成比なのでは。

それを正しく認識せずに、人口が減る=国力の低下、
みたいに妙に悲観的になるのはおかしい。

テレビ局や大新聞といったメジャーなメディアに限って、
悲観的な論調を繰り返している。
なにか作意があるのでは、、 と勘繰ってしまいます。
要するに、大量生産・大量消費を前提とした既得権者の。。



以上は、人口問題に関してそれほど勉強もしていない、ド素人の私の素朴な疑問。

ただ、少なくとも、環境問題という観点から言えば、人口は多いより少ないほうが
いいに決まってる。

とにかく、これから勉強してみようと思っているところですが

むしろ、人口の増減による現実的な社会問題よりも、
人口が減るということに、どうして人間は悲観的になるのか、
その不安は何なのか、そのあたりの心理の方が気になる。



以下参考。

http://charm.at.webry.info/200906/article_11.html

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/interview/16/

http://heri.or.jp/hyokei/hyokei81/81syosi.htm

http://kasakoblog.exblog.jp/13472013/





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冒頭の写真は、フィレンツェにて。


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