伊達マスクって? [心理・犯罪]
[だてマスク]依存症 ~無縁社会の入り口に立つ人々~ (扶桑社新書)
- 作者: 菊本 裕三 (聞き上手倶楽部 代表)
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: 新書
「伊達マスク」
なんて言葉を、つい最近初めて聞いたのですが
確かに、ここ1年くらいで、やたらとマスクをしてる人が増えたような気がする。
今年は、夏でもマスクをしてる人を見かけたし。
でもあれが伊達だったとは、考えたこともなかった。。
ネットで検索してみると、いくらでも出てきて、
しかも大半が今年の2月から4月くらいに書かれてる。
結構世の中的には以前から認知されている模様。
http://himo2.jp/4726000
http://sagan.tea-nifty.com/otona/2011/02/post-0ddd.html
http://www.nhk.or.jp/nikki-blog/120/
要するに、伊達マスクをすることで、表情が読み取られにくくなるので
コミュニケーションが楽になる、ということらしく
これを心の病と捉える向きもあるようですが
私はそこまでは思わないけど、
というか心の病だったら同情するけれど、
なんか、へんだなあ、気持ち悪いなあ、と思います。正直。
わからなくはないんだけど。
というか心の病でもないのに
そうやって自分を隠すことでコミュニケーションが楽になるだのなんだのっていうのは、
ちょっとなさけないっていうか、人間力が弱すぎなんじゃ。。
しっかりしてよ! っておもう。
逆に、自分を全開にしているようにみせて、実はぜんぜん本音なんか言わない、だとか
コミュニケーションにおいて完璧に「~な自分」を演じて周囲をだましたりだとか
そういったことで自分のイメージや他人の心理を操作したりだとか
そんなことをむしろ楽しんでる、みたいな人の方が、人間としてのスマートさ、キレ、
タフさを感じますね。
悪魔的なエレガンスとでもいうか
或いはフランス的な、ミスティフィカシオンとでもいうか。
(そんなのただのイヤな奴じゃん、とかそういう道徳的判断は留保するとして)
個人的には、マスクは大嫌い。
単純に、苦しいし。
冒頭に挙げた本にあるように
伊達マスクがどうして、無縁社会の入り口に立つ、ということになるのか
全く理解できませんが
それはそうと
例えば、日本人の2人に1人が、伊達マスクをかけていたら。。
不気味すぎます。
ただでさえ、電車の中のサラリーマンの大半が
全身黒づくめで、気持ち悪いったらありゃしないってーのに。
日本人はこうやって、どんどん不気味なほうへ、不気味なほうへと
傾斜していってしまうんでしょうか。。
変わりゆく思春期の心理と病理―物語れない・生き方がわからない若者たち
- 作者: 鍋田 恭孝
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
2011-11-08 19:21
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0