プロヴァンス旅行記 (3) [旅・おでかけ・写真]
さて、前回の続きですが
サン・ソヴール教会を見て、昼食を食べたあと、
エクス・アン・プロヴァンスから、TGVでアヴィニヨンに移動です。
町の中心から結構離れているエクスのTGV駅(Gare TGV)への移動には、バスを使いました。
バス乗り場(Gare Routière)は、街の中心部であるロトンドの噴水から、Av. des Belgesに沿って
南西に向かって歩いて数分の、Av. de l'Europeにあります。
チケット売り場も乗り場も分かりやすいです。
乗り場はQuai4であることを予め調べておいたのですが、まあ、調べるまでもなく。
Gare TGVまでのバスは、昼間でも15~20分おきに出ていて、便利です。
ちなみにバスはMarseille空港行きのバス(Navette)で、その途中、Gare TGVに止まるものです。
運賃は 3,60 euro。
バスがバス停に到着すると、バスのトランクが開いて、みんなそこに自分の荷物を入れていました。
これが日本だったら、運転手がやってくれるところですが、そんなの日本だけですね。
また、いわゆる路線バスとは違って、成田から出てるリムジンバスみたいなもので、
全員ちゃんと座れます。
そして、15分くらいで Gare TGV 到着。 出発から到着まで見事に時刻表どおり。
山を切り崩したような、駅の裏口みたいなところで下ろされて、エレベータで上にあがります。
表はこんなかんじなんですけど。
チケットは、日本で予めSNCFのサイトから予約していました。
TGVのチケットの予約代行みたいな日本のサイトがありますが
それは実際の値段より何割か高くなります。当たり前ですけど。
なので、仏語がわかる方には、SNCFのサイトからの予約をお勧めします。
予約自体は難しくないのですが、問題は、チケットの受取方法。
3種類あるのですが、その違いがいまいちわかりにくく、迷うかもしれませんが
駅で受け取る、という方法を選択すれば問題ありません。
以下、予約した際に受け取ったメールの引用をしておきます。
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Votre voyage
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Référence de dossier : xxxxx (予約番号)
Nom associé : xxxxx (私の名前)
Vous avez choisi : Le retrait en Gare ou Boutique
Pour retirer votre commande, il vous suffit de vous présenter en gare ou boutique SNCF, muni de votre référence dossier et du nom mentionnés ci-dessus.
Vous devrez présenter la carte bancaire utilisée lors du paiement (carte en cours de validité). Votre code confidentiel sera également demandé, vous ne serez pas débité.
Remarque : pour tout retrait de billet en boutique Rail Europe hors de France, des frais supplémentaires d'un montant de 10euro (CHF 15.- en Suisse) vous seront demandés sur place.
Vos bagages doivent être chacun munis d'une étiquette mentionnant vos nom, prénom et adresse.
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要するに、TGVに乗る際、駅の窓口で、
1)予約時に受け取ったメールをプリントアウトしたもの
2)予約時の支払に使用したクレジットカード
を見せれば、チケットがもらえます。(なので、支払に使ったクレジットカードを忘れないように)
ちなみに、このようにチケットを受け取ることを、仏語で "retrait" といいます。
上の引用したメールの最後にも書いてあるように
TGVに乗るときに注意することは、自分の荷物全てに、住所・名前を書いたタグをつけること。
これはobligatoire(義務) らしいです。
でも、チケットを受け取る際には、そんなことは言われないので(さすがフランス。。)、
要注意。 タグは、窓口にあります。
タグがついていない荷物を、TGV車内やプラットフォームなどに放置してしまうと、
テロ防止のため、爆破されても文句は言えないそうです。。
でも結局、ノーチェックでしたけど。
まあ、アヴィニヨンまでわずか20分だったから、というのもあるかもしれないけど。
プラットフォームにはちゃんと掲示板があって、どこが何両目かすぐわかるように
なっています。 これは結構感心しました。
これで、自分の乗る車両がどこなのか、ひとめでわかります。
ただ、乗って気づいたのですが、車両と車両の間の行き来ができませんでした。
偶々私が乗ったのがそうで、全部が全部ではないのでしょうけど、
例えば、とりあえず近くの乗り口から飛び乗って、あとで移動しよう、
などと思ったら、自分の席までたどり着けない、ということもあり得るわけで、
これは要注意です。
で、美しいプロヴァンスの車窓を眺めつつ、あっというまにアヴィニヨン到着。
現代建築的な美しさの、立派な駅でした。
ここからアヴィニヨンの街の中心部までは、バスが出ています。
外に出ると、バス停があり、チケットはその近くの小さな売り場で買えます。(1,20 euro)
15~20分に一本くらいでていますが、バスの行き先の表示が、バス停に書いてあるのと
必ずしも一致していなくて、迷います。
バス停には "Avignon Centre" と書いてあっても、来たバスには
"Avignon Poste" とか表示されていたり、ひどいのになると "SPECIAL" だったり。。
スペシャルでもノーマルでもどっちでもよくて、、
行き先を教えて欲しいんだけど。
これに乗ってもたぶん大丈夫だろうとは思いつつも、安全策をとって、スルー。
でも、なかなか "Avignon Centre" も "Avignon Gare Routiere" も来ないので、
とりあえずテキトーに、その次に来た "Avignon Poste" 行きのバスに乗ってみたら、
なんてことはない、街の入り口(SNCFのアヴィニヨン駅前)にある郵便局行きでした。
まあ、泊まったホテルがそのすぐ近くだったので、結果オーライでしたが。
15分くらいで着きましたが、これはいわゆる路線バスなので、座れるとは限りません。
荷物が重いと結構たいへんです。
で、そのGrand Hotel Avignon がまた、いいホテルでした。
いわゆるモダンなホテルなんですが、お値段ちょっと高めなだけあって
ロビーも広く、庭もあり、部屋も広くて(寝室+リビング!)、アメニティも充実、
しかも城壁のある旧市街の入り口及びSNCFの駅からも近い。
ここには2泊しました。
まあ、修道院を改装したものとか、フランスならではの古い建物とか
そういったホテルのほうが、もちろんいいんですけどね。
で、アヴィニヨンといえばなんといっても、教皇庁。
すごく疲れてたんですけど、見に行かないわけにはいきません。
教皇庁までは、たぶん徒歩でホテルから15分くらいでしたが、
途中メインストリートをまっすぐ歩いていきます。
まずは、旧市街の入口。
アヴィニヨンの旧市街は城壁の中にあり、これがこの町の大きな特徴。
この城壁は、教皇庁が置かれていた14世紀に建造されたものだそうです。
ほんとに、きれいな町並み。。
エクスとはまた違った味わいがあります。
こっちのほうが、好きかも。
次回は、アヴィニヨンの街の散策です。
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2012-02-15 21:41
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