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最近よく聴いてるCDなど。 [音楽]

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さて

学生のころは、週に何度も中古レコード屋にいっては、
レコードとかCDとかさらには7インチまで、
たぶん月に20枚以上は買っていたものだけれど
ここ何年も、めっきりCDを買わなくなっている。

でもここ一月くらいは、結構いろんなCDを買ってる。

きっかけは、なんとはなしに、レコード棚から BIFF BANG POW の
"The Girl Who Run The Beat Hotel" を引っ張り出して、なんとなくきいてみて
そのA面の "She Never Understand" の、エヴァーグリーン感と哀愁っぷりに
ひどく胸を打たれたことだった。


コンピレーション 1984-1991

コンピレーション 1984-1991

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 1999/06/19
  • メディア: CD




このBIFF BANG POW 再発見は大きく、
これに伴って、80年代後半のCREATIONを聴き直している。

学生のころ、CREATIONにはかなりはまったけれど
その頃は、やっぱりマイブラとかRIDE、PRIMAL、Boo Radleys あたりが好きだった。


Nowhere: 20th Anniversary Edition

Nowhere: 20th Anniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino Handmade
  • 発売日: 2011/11/08
  • メディア: CD



Everything's Alright Forever

Everything's Alright Forever

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1992/08/11
  • メディア: CD




新しい音楽が出てきた、時代が大きく動いている、みたいなものが当時は感じられたけど
CREATIONは、そんな時代の象徴みたいなものだった。

それらのバンドと比べるととても地味だったせいか
BIFF BANG POW はあまり好きではなかった。
アルバムも1枚しかもっていなかった。

でもいまこうして聴きなおしてみると、その素晴らしさに驚く。

でも、彼らの作品は、いまとなっては入手困難。
コンピものしか手に入らない。 うーん 買っておけばよかった。。

BIFF BANG POW を聴いていると、初期のPRIMALとか、ウェザープロフェッツ、
当時のFELTあたりとすごく共通するものを感じる。
或いは、80年代のCREATIONのコンピ、CREATION SOUP なんかを聴いてても
すごく統一感を感じる。

80年代のCREATIONは、同じような音楽性・趣味をもった連中がより集まって
真摯に「うた」を追求していた、ということなんだろーな。 
日本でいえば、トキワ荘みたいなもんだろーか。 ジャンルは違えど。

純粋な、音楽への愛が伝わってくる。
それが泣ける。

でも、学生のころの私はなぜか、この良さに気づかなかった。
まったく何考えてたんだろーなー、と、我ながら思う。

90年前後、マンチェだとかシュゲイザーなんかが流行り始め
CREATIONも大きくその音楽性を変えていく。
まあ、それもそれでいいんだけれど、というか昔はそちらの方が好きだったけど。

でも、OASISが登場したあたりから、決定的に変わってしまった。
Boo Radleysも、急激にPOP化して、なんだかキレがなくなってしまった。
でも、彼らはバカ売れしてた。

私はOASISが好きではないし、この時点でCREATIONには興味がなくなってしまった。
だから90年代後半のCREATIONは、どうしてたのかぜんぜん知らない。

気がつくと、いつのまにかCREATIONは消滅していた。
Wikiによれば、99年に経営破綻したとのこと。

なんだか残念な話。
スミスだけでもってたような(なのでスミス解散後数年して倒産)ラフトレさえ、
2000年に再開しているのだから、また復活してほしいな。


スミスといえば、最近 Hatful of Hollow もかなり聴いてる。
何百回も聴いたアルバムなのだけれど、聴く度に新しい発見がある。

演奏と曲が素晴らしいのはいうまでもないけど
その歌詞の素晴らしさに、改めて感じ入った。

I am human and I need to be loved
just like everybody else do
(How Soon Is Now)

という言葉が、胸に突き刺さる。

愛が欲しいとか、愛して欲しいとかいう歌詞は世の中にいくらでもあるけれど
「他の人と同じように」、といってくるところが、いかにもモリッシーらしく、
またそれ故に、突き刺さるんだよね。

それは、世間の人が当たり前に手に入れている幸せというものを
手に入れることができないという、その悲しみ、疎外感

つまり、異端者のかなしみというものを、知っているかどうか、ということだ。

音楽っていうのはやっぱり、ただ曲がいいとか、そういうことではおさまらないなにか、
魂の一部、なんだなー。





ハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)

ハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/13
  • メディア: CD



クリエイション・スープ~クリエイション・オリジナル・シングル・コンピレーションVol.1~5

クリエイション・スープ~クリエイション・オリジナル・シングル・コンピレーションVol.1~5

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
  • 発売日: 1991/12/21
  • メディア: CD



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