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眠りから覚めた7インチ。 [音楽]

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連休で時間に余裕ができたので、
長いこと完全に眠った状態にある、我が家の7インチを整理することに。

でも、ただ売りさばいてしまうのももったいないので、
とりあえず、音源として残そうと思ったんだけれど、
はたして、どうやって?という問題が。。

そこで思いついたのが、MD。
うーん MDに録音するなんて、何年ぶり?
いざ手にとって見て、もうMDプレーヤーの使い方も忘れてたよ。。

これを機に、自宅にあるMDのほうもあさってみると、
録音した日付が90年代後半から2005年くらいになっており

つまり、当時はまだ、私はiTunesなど導入していなかったので、
かといってさすがにカセットテープはもう使っていなかったので
録音用の媒体として、MDが大活躍していたわけで。

でも、これってかなり便利だと思う。いまだに。
もちろん iTunes も便利だけれど、とりこめるのはCDか、
ダウンロードしたファイルだけ。
つまり、アナログデータに関しては無力に等しく
CDだって、直接録音はできない(よね?私が知らないだけ?)

しかも、MDはCDより小さいので、圧倒的に省スペース。
こんなに、いいこと尽くしなのに、なぜMDは普及しなかったのかな?
どうしてCDの方が生き残っているんだろう?
不思議だなー。


話を7インチに戻すと、
考えてみれば、ここ数年は、音楽を聴くとなると、
CDか、iTunesで取り込んでいるものがほとんどで
アナログはあまり聴かなくなっているし、ましてや7インチに針を落とすなどということは
年に何回あるのだろう、という程度。

なので、こうして改めて、7インチをあさってみると、
まー 新鮮。

まず、私はこんなに大量に90年代のINDIEものを買ってたのか、と驚く。
どんな曲だったのか思い出せないようなギターポップものが、
次から次へと出てくるわで。。
つまり、買ったはいいけど、聴いてなかったのね。

たとえば、Nubilesって。。
FIVE THIRTYのベースが解散後に始めたバンドだったな、たしか。。
EC8OR 。。 アレック・エンパイア関係だ。。
Ladies Who Lunch.. ルシャス・ジャクソンのメンバーか。
BMX bandits.. いまいち。
vicarage garden.. なんだっけ?

とか。

まあ、しかし90年代半ばという時代をすごく反映しているというか
こんなにもギターポップなバンドがたくさんいたんだね、
と思い知らされるというか、時代の証人みたいなもので。

パステルズのメンバーがやってたMELODY DOGとか、そのいい例で、
いま聴くと、音楽のド素人が、適当にギターとか笛とか鳴らしてるだけで
うーん これはちょっとつらい、と思ってしまうんだけど
当時はこれがクールっていうのか
言ってみれば、インディの理想的な形として受け入れられていたような。

まあ、いまでもこれをかわいいと思う人はいるでしょうけど
そこにはたぶん、当時あった感覚は失われているのかなと。



あと、黛ジュンとか、奥村チヨとか、やたらと昭和40年代ものもあり。。


といった感じで、いろんな意味で愕然としつつも、
これ、いいね、とか、こんなにいいもの持ってたんだ、という
嬉しい驚きもあった。

たとえばSecretGoldfish(90年代の日本のバンドの方じゃなくて、グラスゴーの方)、
Madder Rose、Velocette、とか


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その中でも、最大の収穫は、CELESTEというギターポップバンド。

これは、90年代後半のスウェーデンのバンドで、
日本の harmony label からリリースされている。

harmony label は、90年代後半、日本の某ライターの方が始めた
スウェディッシュ専門?レーベルだったんだけど、
7インチの中には、いろんなチラシとか、ポストカードなんかが同封されてて、
なんか、そういう姿勢が好きだった。

たとえばSARAHの7インチには結構おまけが入ってて、嬉しかったりしたけど
たぶん、このレーベルを始めた方も、同じ気持ちがあって、
レコードを買うときのちょっとした嬉しさ、
みたいなものを大事にしたかったんじゃないかな。

この時代このレーベルからリリースされたのは、
たとえばACID HOUSE KINGS なんかがいるわけだけれど
彼らと比べると、CELESTEとは雲泥の差。(CELESTEの方がぜんぜんいい)

彼らの少し前、94年ごろに、いわゆるスウェディッシュポップブームがあって、
それはカーディガンズの大ブレイク前から、eggstoneなどの、
優良ギターポップバンドが次々に出てきてた時代があったんだけど、
楽曲のクオリティ、アレンジのセンス、音楽性の深みなど
彼らと比べても全くひけをとらない。

ていうか私の知ってる限り、スウェーデンのギターポップ系バンドの中ではベストでは?
本当に素晴らしい。

ただ、音源はいまとなっては手に入らないのかな。。
7インチだけじゃなくて、アルバムも買っておけばよかったと激しく後悔。
(そもそもあったのかな?)

こちらから試聴可能。このサイトやってる人えらい。

http://www.ticro.com/search/C00000351/no_sub/detail/

http://www.ticro.com/search/C00003748/no_sub/detail/


だれか是非再発してください。




.... で、気がつけば、

山のような7インチを相手に、連休の前半が終わっていたというかんじで。





ゴールデン・ベスト: 黛ジュン

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2002/06/19
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Fourfold Remedy

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Bring It Down

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A Truckload Of Trouble: 1986-1

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