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The Smiths Complete Box [UK/PUNK/NEW WAVE]

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昨日は冬に戻ったように寒かったけれど
今日は本当にいい天気で、春らしく、気持ちよかった。
もう寒いのは昨日で終わりだとよいのだけれど。

私の気分は、天気によってほんとに大きく左右される。



ところで私は、スミスのCDを一枚も持っていない。

なぜなら、ぜんぶレコードで持っているから。

それはつまり、
PCに取り込んで、持ち歩いたりすることができないということを意味するわけで
そのうちCDで全部買いなおそうかなあ、
と思っていた矢先、見つけたのが、このBOX SET。

結構迷ったあげくに、購入。 先日到着。
(アイルランドの業者に発注したので、2週間以上待たされる)

余計な特典とか、ボーナストラックなどは一切なく、
ただスミスが活動していた期間中に発表した作品を、ただひたすら忠実に、
CDサイズで再現した、必要にして十分なBOXセット。

ボックスとか再発とかいうと、やたらとおまけがついてきて、
発売当時のオリジナル性が蔑ろにされることが多い昨今、
そのシンプルさに、潔さ、誠実さ、そしてスミスというバンドに対する、
心からの深いリスペクトすら感じる。
好企画。

買ってよかった。


インナースリーブまで忠実に再現。
字が小さすぎて読めないけど、アナログを持ってるので問題なし。

ライブ盤の "RANK" は、発表当時のアナログ盤に封入されていたポスターまで
忠実に再現されているのには感心。


そして音の方も、完璧。
私が持っているアナログより音がいいのは当たり前なんだけど
こんなにいい音でスミスを聴いたことがない。
だから、なんだか新鮮なかんじ。

彼らの作品に、新たに生命が吹き込まれたような。
ジョニーのギターのキラメキが、増しているし
全体的に音が引き締まった感じがする。
アナログはもっと音が軽いというか薄いというか。

こうしてまとめてスミスを聴くこと自体、かなり久しぶりで、
結構新たな発見があったりする。

特に "Meat Is Murder" 以降、
バンドとしてのアンサンブルがすごく良くなっていって、すごくリズムがカチッとしてる、
ってことを改めて認識。

それを支えているのは、なにげにアンディ・ルークのベースだったりするのがよくわかる。
(ジョニーが考えたベースラインを、ただジョニーに言われるままに
弾いていただけ、という説もあるけど。。)

でもやっぱり、なんといっても、ジョニーのギターの超絶ぶりに、あらためて驚かされる。
そのキラキラとした美しさはもちろんのこと、
そのリズム感が絶妙であることを今回特に痛感。
特に、"Meat Is Murder" における彼のギターのグルーヴ感は凄い。
彼の天才ぶりが爆発してる。

ジョニーのフォロワーは多いけど、
彼の弾きそうなフレーズとか、コード進行を真似するギタリストはたくさんいても
このリズム感とか、アンサンブルまで真似できた人はいないと思う。

こんな天才を抱えた、こんなにも素晴らしいバンドが存在していた、ということ自体、
やっぱり奇跡だなあ、って思う。

でも、ジョニーひとりでスミスの素晴らしい音楽が作られていたのではなく、
あくまでもあのメンバーだったから成立した音楽だった、ということは
解散後のジョニーがかかわったものが、スミスの作品の
足元にも及ばないくらいつまらない、という事実をもって証明できるのだろうけど。。


私はもうスミスを聴き続けて20年以上になると思うけど
全く飽きない。

たぶん、スミス、70年代のデビッド・ボウイ、ストゥージス、マイブラなんかは、
死ぬまで、聴き続けるんだろうなぁ。





コンプリート・リマスター・ボックスセット

コンプリート・リマスター・ボックスセット

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2011/10/12
  • メディア: CD



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