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横尾忠則+天使+宇宙人 [奇想・妄想]

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画家・横尾忠則さんは、その著書『私と直感と宇宙人』によれば、
ふつーに宇宙人とコンタクトしているとのこと。

さらに、天使とも通信しているらしく。


。。まあ、それをどう受け止めるかは、とりあえずおいとくとして、

印象的な文章があったので、抜粋。


自分自身を完璧に愛することを躊躇していることは自我を愛していることである。
自我を愛することは芸術家にとっては完全な神の意思の伝達者としての道具としては不完全である。とにかく難しい。(中略)
人は一度手にしたものを手離すということが如何に難しいかということだ。一度手にしたものには情が移る。愛情ではなくて、情なのである。愛はその対象を解放して自由にしてやることができるが、情はその反対に抱きかかえて相手の自由を束縛してしまう磁性力がある。
多くの場合愛と情をごっちゃにしてしまっているはずだ。執着というのは愛でなく情を指す。(中略)
愛という名のもとで子供や妻の自由を縛っているとすれば、それは愛ではなく情だ。
日本人の美学の中に情を認める文化があるが、この美意識は危険なものであるとワシは思う。

(『私と直観と宇宙人』 p.63 )


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日本語で「愛情」といえば、あたりまえのように美しいことばとして使われており
「愛」と「情」とを区別して考えているひとなんて、殆どいないのではないか。

しかし「愛」と「情」とは別だ、というのにはちょっとドキッとさせられた。
確かに、「愛」のつもりで、ひとを縛っている人が、いかに多いことか。



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シンクロニシティの不思議さにいつも彼は驚かされている。しかし、天界におけるシンクロニシティは、主にその人間の運命すなわち使命を示唆する時にのみ用いるのだ。(中略)
シンクロニシティが神がかり的に説かれていることがよくあるが、現界で起こっているシンクロニシティは誰しも感知できる事象で、むしろ自然界は全てこの共時(シンクロニシティ)によって成り立っているというべきだ。(中略)
彼は時々たった今起こっていることの真の意味や理由がわからないことがある。そんな時不安ではないかと訊かれることがあるが、彼はむしろこのような時こそ最もスリリングでエキサイティングな瞬間だと答える。どんな運命が彼を待ち構えているかと思うと興奮の連続だ。
直感と衝動を唯一信頼できる友としていると、自分の行動の論理や観念がない。だからこそ自由だといえる。(中略)
偶然に見せかけた必然を否定する人は世の中に多いが、彼は宇宙こそ全て必然の連鎖によって生成されていると思っている。

(『私と直観と宇宙人』 p.86 )


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ここで言うシンクロニシティとユングの言うそれとの違いとか、
いろいろ思うこともあるけれど、まあそれはおいとくとして

シンクロニシティが、その人の使命とか運命とかを示唆している、というのは
全部が全部そうではないだろうけれど、よくわかる。
というのも、私の生活の中にも、ここ10年くらいそういうことが起きることに気づいてきたし
自分の身に起こったことも、後から考えれば、結構、点と点が線でつながることが多いし
とくに最近、かなり頻繁にそういった現象が見られるので。
でも最近は、ちょっとそれも意味合いが変わってきている。

以前は、自分のために何かが起きることが多かったけど
最近は、誰かのために何かをすることが多い。


例えば

先日、なんとなく、アトピーをこうして治す、みたいな本を買った。
私はアトピーではないけど、最近あせもでつらいって言ってた友人がいたので、
その子のためになにか参考にでもなれば、と思って買った。

そしたら、この本を買った翌日知り合った人が、軽いアトピーだった。
その時なぜか私は、この本をかばんの中に持っていた。
普段持ち歩くのは文庫本だけの私が、文庫本でない本を持っているというのは極めて珍しい。
私は迷わず、その人にその本をあげた。

この本を買ったときは、正直、なぜ買ってしまったんだろう、
そんなに必要と言うわけでもなく、安いものでもないのに。。
と、自分でも不思議だった。

つまり、この子のアトピーを少しでもよくしてあげるとか
食生活を見直すきっかけを与えるとか
(玉子とかマヨネーズとか甘いものとか、大好きって言ってたから。。)
それが私の使命だったんだ。
たぶん。

不思議だね。。


でも、私としては、私のようなしょうもない人間が誰かのお役に立てるのであれば、
むしろそれで満足なのでございます。

その人はとてもきれいな人だったから、これで少しでもアトピーがよくなって、
もっときれいになってくれれば、うれしい。


そして、今日も自分の人生にいったい何が起きるか、
どんな人や美しいものとの出会いがあるか、と考えるだけでもワクワクする。




http://www.tadanoriyokoo.com/rw/index_e.html





私と直観と宇宙人 (文春文庫)

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