SSブログ

ヒトガタへの受胎告知 [美術・建築・デザイン]

hitogata_IMG_0810.JPG




渋谷東急文化村で行われていた人形の展覧会、
”人形偏愛主義 - ヒトガタへの受胎告知”
へ行ってきた。

もう2週間くらいまえだけど。

考えてみれば私は人形の展覧会には殆ど行ったことがない。
数年前に、パリのポンピドゥーセンターでベルメール展を見て以来か。

そういった情報って、ふだん入ってこないので
よほど細かくチェックしていないと、見逃してしまう。

今回は、Facebookで、作家さんのお知らせで知ったのでした。
Facebookって、実はコミュニケーションツールというよりも
こういう最新情報収集ツールとしてかなり使える、ということに気づいた。

知らない作家さんばかりだったけど
みなさんとても素晴らしかった。

冒頭の画像は、今回の展覧会のポスターで、
中嶋清八さんの写真が使われている。
四谷シモン直系の、凛とした美少年像が美しい。


林美登利さん、森馨さん、木村龍さん、本城光太郎さんの作品が印象的。

とくに、林美登利さんの作品が強烈だった。

赤ん坊の手を多肉植物のように見立てたりだとか、
私の中の人形の概念を覆すと同時に、
悪趣味/生理的不快感ギリギリの、その造形、センス。

日本の人形は、その多くは、少女のイノセンス性を強調していたり、
或いはゴス的な方向に走りがちなのだけれど、
そういった作家さんたちとは一線を画す、その独創性。

すごい、と思った。
ワールドワイドに人気が出そうだと思うのだけれど。

赤ん坊や幼児が、植物や昆虫などと融合しているようなその造形は、
異形といえば異形だけれど、そのひとことでは片付けられない
不思議な魅力に、強くひかれる。

http://midori.cernit.pupu.jp/?eid=1172193


まーそれにしても、
私はやはり人形が好きなんだなー、ということを改めて痛感。

会場内は撮影禁止だったので、一切写真が取れなかったのは残念。


ちなみにYasoでもいま人形の展覧会開催中。(明日まで!)

http://www.yaso-peyotl.com/archives/2014/08/yaso_doll2014.html





yaso夜想―特集『少女』Filles

yaso夜想―特集『少女』Filles

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ステュディオパラボリカ
  • 発売日: 2013/10
  • メディア: 単行本



Dream Child (TH ART Series)

Dream Child (TH ART Series)

  • 作者: 林 美登利
  • 出版社/メーカー: 書苑新社
  • 発売日: 2014/03/25
  • メディア: 単行本



別冊TH ExtrART file.01〜身体をまるで、オブジェのように

別冊TH ExtrART file.01〜身体をまるで、オブジェのように

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 書苑新社
  • 発売日: 2014/06/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。